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ATLANSIA GUITAR NET SCHOOL 3
UP DATE : 2003-10-1
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GUITAR NET SCHOOL
B < 設計関係 >
( 林 信秋のギター製作学校 )
ON NETは現在C●デザイン(人間工学)、色彩、レタリング(文字形成装飾)、スケッチ、レンダリング(製品描写)のみです。
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@●製作図面
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C●デザイン(人間工学)、色彩、レタリング(文字形成装飾)、スケッチ、レンダリング(製品描写)
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UP DATE : 2003-11-15
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< 設計関係 > デザイン、人間工学
( 林 信秋のギター製作学校 )
このPAGEの内容●デザイン< 人間工学 >、色彩、レタリング(文字形成装飾)、スケッチ、レンダリング(製品描写)
ATLANSIA GUITAR NET SCHOOL PAGE DESIGN
(加筆記録 03年 11月 15日)
●人間工学って何なんですか。●
そういえば時どき耳にする言葉ですね。商品のカタログなど見ていると見かけますね。
それではこのPAGEでは人間工学などGUITARをDESIGN(デザイン)する上で設計段階で必要なことを述べさせていただきます。
●人間工学●この言葉は別名HUMAN ENGINEERINGとも言います。デザイン、人間工学はこの高度経済成長の中、急成長した分野といえます。
我々は生活する上で色々な道具(器具,機具)機械を使いながら生活していますね、
それらの製品たちは果たして我々使う立場の人間にとって使いやすいものなのか、心地良く適合させるにはどうしたらよいか、
また、生産性を良くする製品にするにはどうしたらよいかを考え研究する学問のことを言います。
つまり分かり易く言うと道具や機械、環境などを人間に適したように設計することの学問です。
★日産自動車のカルロス ゴーンさんになってから日産の車、とてもよくなったと思いませんか。FAIRLADY “ Z ”の
新車をこの間見に行ってきました。内装の設計がとても斬新で、コクピットの機能美が素敵だなと思いました。視覚的にもいいし、座り心地も今までにない感触で、こんな車で高速道路を走らせて、SPEED狂ではありませんが、さりげなく前の車抜いてみたいと思いませんか。私のようなものが言うことばではありませんが、この車の人間工学はよくなされていて、素晴らしいDESIGNと思いました。
誰にも真似の出来ない凄いものを一人の職人さんが時間をかけて作り上げたとします。このようなものは素晴らしいDESIGNというより、工芸品、芸術品と言った方が相応しいと思います。生産性は全く考慮しないで作ったものですから。
●ひところ人間工学と言う言葉が大流行の時期がありました。また、世の中に工学と名のつく学問がとても増えました。
今まで耳にしなかった●GUITAR工学●などと言う言葉も出てきています。●人間工学に基ずく設計●と称して各社が競ってカタログなどにその文言を盛り込みました。その結果は如何だったでしょう。一つの学問だから結果は概ね近くて良さそうなものなのに、各社のDESIGNがあまりにも違いに戸惑ってしまったEND USERもいたと思います。そのうち、その文言はフェードアウトしました。私は思うに、GUITARの場合、随所にDESIGNERの遊び心の部分があって、この言葉はこの世界ではあまり相応しくないのかもしれませんね。しかし、とても大切なことです。
さあ、そこで貴方のいいと思うDESIGNのギターはどんなものですか。何時も思うけど、私の場合、“なんか一発いいGUITAR作ってやれ!”っと思っていいGUITARのDESIGNが出来た例(ためし)が無いんです。自分で満足のいくGUITARが出来た時、それはどんな時かと言うと、リラックスしているときとか、うとうとしている時なんですね。そこでこれからの皆さんに参考になるかどうか、私の場合の話を聞いて下さい。先ず、何処にでもメモ用紙を用意しておくことです。レイト、枕元、食卓、それから車の中、勿論、胸POCKETにもです。そして、ふっと思ったら、その紙面にメモることですね。また、お酒を飲みながら好きな音楽を聴いていると、自分の夢を紙に描いてみたくなるんですね。いいデザインのGUITARを作る為にお酒を飲んで、“よっしやろう”なんていうのは駄目ですね。追い詰めないで自然派生的にやるのがいいですね。
。わたしはA4のSECTION PAPER(コクヨ)も沢山用意しています。今までこれに描いたスケッチは沢山あります。( 何時かどこかでGUITAR製作家を目指す皆さんにみていただきたいなんて思うことあります。)そこで、自分の頭に思い描いているものを如何に紙面に表現するかはとても大事になります。スケッチしたものをビシっと描き上げる、つまり、立体感を出し、色彩を塗って、実際の製品のように描くことをレンダリングといいます。(パソコンのILLUSTRATORやPHOTO SHOPが得意な方はそちらを駆使した方が良いと思います。)形には必ず色彩と感触(テクスチュアー)が付随いたします。スケッチの仕方、レンダリングについては後でお話させていただきます。
DESIGNERの世界では、いいデザインは機能的で、機能的なものは美しい。という定説のような、基本的考えがありますが、深刻に考える前に、“ 自分はこんなGUITARが欲しいなあ。”で始めては如何でしょうか。その為に、GUITARに限らず、色々な製品を参考の為、観察することが必要ですね。日本製と外国製では文化、環境など、国民性が違うので、異なった発想にとても興味深いものがあります。
DESIGNに着手するのに先ず、全体のIMAGEから進行させて行くやり方と、細部のHARD WAREから入る方法があると思います。自由路線であっちやったり、こっちやったりでも勿論いいです。想像が膨らむと自由路線になるでしょうね。ここでは、BODY SHAPE、HEAD SHAPEなど大きなところからやってみたいと思います。
私の場合は、最初から実物大で描かず、小さくこちょこちょ描いて、少しずつラインを絞り込んで行きます。鉛筆、消しゴムで描いては消しの作業です。初めてで慣れないうちは、既存のGUITARの写真などをBASEに描くと比率のバランスなどがとり易いです。LINEがほぼ確定して初めて実物大のLINEにはいります。
それでは今日はここまでにさせて下さい。SEE YOU AGAIN.
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